小宮孝泰の狂言舞台歴2003年4月より この年に始まった初代の文化庁文化交流使に選ばれる。 ロンドンに演劇留学すると共に日本文化の紹介に努める趣旨のもとに、「落語」や一人芝居「接見」をイギリスで広める。 それに付随して、朝日カルチャーセンターで和泉流の狂言の小舞いや小謡いを習い始める。 主に「柳の下」「花の袖」「若松」「七つ子」などを教わる。 2005年明治座「火炎太鼓」にて、小舞い「若松」 明治座5月公演恒例の落語シリーズの芝居中で、小舞いを披露。お殿様役の平田満さんのわがままな注文に合わせて舞う趣向だった。 2005年8月エジンバラ演劇祭。小舞い「若松」 一人芝居の英語版で演劇祭参加中に、日本語学校ににて披露。 着物や袴、そして舞扇を持って踊ると喝采を受ける。 2005年9月23日「盆山」 朝日カルチャーセンターの狂言クラスの”ゆかた会” 矢来能楽堂にて狂言「盆山」のシテを演じる。 アドはクラスの和泉流高野先生。 矢来能楽堂の実演風景。主人に隠れて動物の鳴き真似をしているところ。衣装こそ簡易な浴衣に袴だが、狂言は半年以上前からみっちり稽古をした。メンバー同士の自主練もしばしばだった。 2005年8月「棒縛り」 国際演劇協会主催の狂言ワークショップに参加 野村万蔵一門の指導を受ける。 時期が前後するが、9月1日にはワークショップの成果発表会。 青山銕仙会ホールにて狂言「棒縛り」の次郎冠者を演じる。 シテやアドは同ワークショップの生徒たち 本番直前の舞台稽古。必死さが伝わりますか? この狂言は難易度も高く、エネルギーも必要。シテ役の右の彼女は、涙を堪えながら練習していた。 2005年11月より、野村万蔵先生宅にて「筍の会」の一員として本格的に狂言を習い始める。 2006年10月9日「樋の酒」 再び青山銕仙会ホールにて、野村万蔵指導により狂言「樋の酒」を演じる。この演目には「よしの葉」「一二三」「ざざんと浜松」「よもつきじ」などの小舞いや謡いも含まれている。 本格的な装束を着た本番風景。相手役は若手のプロの方々である。 思った以上に、笑いが起きたことが正直うれしかった。 「樋の酒」の中の小舞い「よしの葉」を踊る。 この狂言には謡いや小舞いの要素が多いので、稽古期間は8ヶ月近かった。 普段の稽古では、謡と小舞い「柳の下」「若松」「花の袖」「雪山」などを復習。 2008年7月13日「柑子」 青山銕仙会能楽堂ホール。 紀伊国屋サザンシアターの舞台と掛け持ちだったため、午前11時半に先頭バッターの出番。それでも会場は満員だったのに驚いた。 柑子(みかん)の皮をむいて食べるところ。 万蔵先生に「早口すぎるよ」と注意された。 今回は万蔵先生と初競演だった。 楽屋には大御所の萬先生もいらして、緊張した。 以上のように最近は日本の古典芸能、特に喜劇的な分野を勉強中である。 |
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