2月24日(日) Unfortunately it was rainy today. I've walked around in London so much these 3 days and got very tired so that I took bus sometimes today. Forenoon I went to Camden Lock Marcket then I bought nice leather jacket there. That was new not used cloth, however that was very cheap. That's price was 50 pounds. Rain fell all the time even in the afternoon. 今日はあいにく雨降りだった。でもロンドンの冬はいつでも天気が悪いと聞いていたので、ここまで天気がもっただけで充分ラッキー というべきだろう。 ましてや昨日や一昨日のように、知らない外国の街を徒歩で歩き回るしかないような状況の日に悪天候に巡り合わなかったのだからロンドンの空に感謝である。 とはいっても午前中はまだ曇りだった。今日はやっと観光日らしい観光日。勢い込んで朝から早々にカムデンロック・マーケットに行く。 このストリートマーケットはロンドンの若者に人気があるという。左が大通りの看板 カムデンタウン駅で地下鉄を降りる頃から、周りは昨日まで見かけていた雰囲気と違う人種が多くなる。通りに出るとさらに様相は一変、店員も覗きに来る客も確かに派手な風体だ。パンク発祥の地のロンドンらしく、鼻ピアス、唇ピアス、耳ピアスと、やたらピアスをしている輩が随所にいる。かなりいい年齢のおじさんロッカーもピアス組みに混じっていた。 人も色々だが、売っている品も種々雑多である。古着、骨董、アクセサリー、お土産品、家具。新品のようなもの、そうでもないもの。手作りアート、手作り石鹸などなど。 マーケット内の休憩所の付近にはたくさんの食べ物屋がある。例えば看板には「東京弁当」と書いてあるものの、全然日本風の食い物ではないエスニックな弁当屋。他にもイタリア、中華、タイなどのファーストフードが売り子の声も賑やかに所狭しとひしめき合っている。以前に原宿の駅前広場にあったマーケットを大きくした感じと思ってもらうと分り易いかな。とにかく、ここには心地良い騒々しさが溢れていた。 これは休憩場付近にいた呼び声も高らかな看板キャラクターらしいオジサン。カウベルを鳴らしながら売り口上を叫んでいた ロンドンは革製品が安いという情報があったので、私は革ジャンを捜した。 そして、西アジア系の店員たちが仕切っているらしい店で、カッコ良いロゴ入りの革ジャンを買う。新品で50ポンド(約1万円)なら、良い買い物だったと思うんだけどなあ お土産も物色して色々と買い込む。 ドライフラーワー風なミニお花畑アートを額に入れて売っているおじさん。もちろん手作り。カメラを向けたらここまで愛嬌を振りまいてくれた 小物を色々と買い込む。 左はハイネケンの空き缶を利用した手作り小物。珍しくて可愛いと思ったら、これ、原宿辺りでも外人がよく売ってるらしいね、グスン ナンプラーの匂いの強いタイの焼きそばで腹ごしらえをして(今日も昼飯は安上がりだ。3ポンドぐらい)、それから移動。 リージェント・ストリートでこれからの行程と道順に思いを巡らしていたら、とうとう雨が降ってきた。 ちょうど近くの停留所に着いたばかりのバス、この右のバスにとりあえず飛び乗る。今回の旅で初めてバスに乗る。 有名な2階建ての赤いバス、ダブルデッカーだ。写真は後方の乗降口。これも地下鉄で買ったトラベルカードがあれば主な市内は乗り降り自由である。便利! 移動の間に雨脚が強くなってきた。予定を変更してピカデリーサーカスの辺りだけを散策することにする。 まず駅の近くのジャパンセンターに行く。昨日インターネットを利用した場所。ロンドンの日本人のためのショップである。今日は、ここで日本の普通の商品がどれほどの値段で売られているのかを確認した。食料品はおおむね日本よりかなり高い。日本の3倍近い値段のレトルト食品もあった。長期間の留学だととしたら、あまりここで買い物はしない方が良さそうだ。 ただ、食料品だけでなくあらゆる日本製品を売っているのでお金さえあれば不便はないであろうことも事実だ。 少々雨に濡れながらナショナルギャラリーまで歩く。途中ロンドン三越デパートに立ち寄り、「地球の歩き方」のおすすめ通りにそこのトイレで用を足す。ロンドンの街中でトイレに行きたくなったら、デパートやホテルを利用するのが便利だとあの本には書いてあった。 で、ナショナルギャラリーである。ここではゴッホ、モネなどフランス絵画の鑑賞。私はあまり絵には詳しくないのだが、それでもこの美術館は皆さんにおすすめしたい。やはり良い絵は良い。素人目から見ても、何かある。絵描きの心が見えてきたりする。例えば若くして死んだ画家が描いた、死の直前の点描画の作品。それは海辺の町の淡い光景だった。この人は人生最後の夏をこの絵に費やしたのかと思うと胸に迫る。その絵も含めて、私は点描画に良い作品が多かったように思った。 とにかくここは展示作品が相当あって、入場は基本的に無料。時間がぽっかり空いたりしたら、ただの暇つぶし以上の価値は充分にある。どう?やっぱりここはおすすめだと思うけど。ロンドン経験者のほかの知人もそういってたね。 お土産用の紅茶を買うべく有名なフォートナムメイソンに向かう。だがフォートナムメイソンは休みだった。ていうか、こっちのデパートは日曜日はみんな休みだということを後で知った。日本とは大違い!気をつけよう! 紅茶の代わりに、路上の土産物屋さんでロンドン観光キャラクターのマグネットを買う。 雨はさらに強くなり、今日はひとまずここまでとバスに乗って帰ることにする。 バスはまだ不案内だったのだが、車掌さんも居合わせたお客さんも観光客には優しい人が多いので助かった。行く先を言えば降りるところを色々と教えてくれる。でもこの日はお客さんの中に親切過ぎるくらいの青年がいて、その人の過剰な親切さに本来サービス業であるはずの車掌さんは拗ねちゃったりした。 車掌さんが私に声をかけてくれなくなってからはその青年の言うことを聞き漏らすまいとしていたはずなんだけど、それでもちょっと乗り換え場所を間違えたりして、雨の中をやっとホテルにたどり着く。 一休みしてから、なんとしても紅茶を買いたくなった。イギリスといえば紅茶である。Kings Rd.の紅茶専門のチェーン店ウィッタードに行ってみたが、残念ながらここは店内改装中で誰もいなかった。 こうなると意地でもイギリス紅茶が欲しくなる。残す買い物のチャンスは明日のみだ。 この日の夜は、日本の離風霊船という劇団の制作の女性、落合さんと彼女の友人たちに会う。彼女たちがロンドンに遊びに来ていることを、こちらに来てから日本にかけた電話で偶然知ることが出来たからである。彼女とは古い知り合いである。コベント・ガーデン駅で待ち合わせして、広場にあるフランス料理店で食事。2日ぶりに日本語をたくさん喋ったら、1杯飲んだワインで急に酔いが回ってきた。今まで見知らぬロンドンの街で張り詰めていた緊張が一気に抜け落ちたのかもしれない。いきなりとろんした眼をしている私を見て落合さんが、その今の私と同じ感想を言った。 一緒に食事をした中には、ロンドンに来て語学留学している女性や、踊りを習っている人もいた。私以外はみんな女性。ちょっともてているような錯覚(^0^) 話の中で、ロンドンでの暮らし振りの話題に興味が湧いた。賄いつきのホームステイで家賃を安く上げようとすると、お粗末な食事に降参したくなるらしい。毎日ひどく単純な味の豆料理や冷凍食品ばかりの変り栄えのしないメニューが続くのには辟易したと一人の女性がこぼしていた。イギリスのTV料理番組で活躍するカリスマシェフが最近評判になっているが、外食はともかく家庭料理のレベルはイギリスではいまだ低いらしい。 そんな話はしていたとしても今は目の前の料理に夢中である。"ロンドンの物件を捜すのは大変そうですねえ"などと相槌を打ちながら、エスカルゴを食べ、さらにワインを追加し、今日まであまり食べなかった肉料理も頬張る。素敵な食事を楽しんだ。しめて30ポンド也。ファーストフードとは比べ物にならない値段だったが、大満足! 心地良く飲んだ後で、ちょっと不安だったが深夜の地下鉄に乗る。無論何事もなくホテルに帰着。 部屋に着いて、初日に空港で買ったワインをいまだ飲んでいないことに気づき、これは勿体ないと一人で飲み始める。でも、よほど疲れていたのだろう。ワインを開けてホテルのカップに注いで飲み始めたところまでは覚えているが、そこから記憶が消えた。 気がつくと、服を着たままベッドの上で仰向けに寝ている。時刻は夜中の1時。約1時間が過ぎている。もうこの上飲み直す気力もなく、みの虫のように毛布の中へ潜り込み眠り続ける。 ロンドン最後の夜はこうして朦朧として終える。 2月25日(月) 朝6時に目が覚める。たった4日で早起き爺さんのような習慣になった。昨晩の ことを考えると、やはり今回の旅でかなり気を張っていたのだなと思う。 でも一度起きてしまえば、今日も元気に朝食だと思ってレストランのテーブルについたら、いくら待ってもいつものようにメインディッシュが運ばれてこない。ウェイターに聞くと、ガスが止まっていて今日は調理が出来ないという。そういえば昨夜部屋の机の上にあったホテルマネージャー差し出しのそんな手紙を読んだのを思い出した。どうりでさっきから他の客はパンと飲み物だけでさっさと席を立って行く訳である。待ちわびてるのに、ゆっくりゆっくりトーストを口に運んでいた私は間抜けであった。 シャワーを浴びて(これにも慣れた)、帰り仕度を始める。そろそろ荷造りも終わる ということころで、荷物の下のほうにそのバッグの鍵をしまったままだったのに気づ いて最初からやり直し。あーあ、残り時間が少ないのに無駄なことをしでかす私である。でも自分ひとりだから、呆れる人も、突っ込んでくる人もいない。一人旅の気楽さと寂しさである。 10時チェックアウト。大きな荷物をフロントに預けて、地下鉄でピカデリーサーカスを目指す。 最終日の今日になって、1DAYトラベルカードの簡易ハードケースがいわゆる"自由にお取りください"のコーナーにあるのを知る。今までポケットの中 で、くしゃくしゃになったカードを使ってたのに。たまには折れたままのカードだと自動改札にうまく入らないこともあった(これは事情を説明すると駅員が親切に応じてくれたけど)。こんな便利なものがあるなんて、気づかなかった。やっぱり4日じゃまだ知らないことだらけである。 足早にピカデリーサーカス駅近くのフォートナム&メイソンに向かう。なんとい っても紅茶はここだ。ていうか、そこしか知らないんだけど。 店に入って驚いた。ガイドブックには書いてあったけど、1階の皇室御用達の食 料品売り場は圧巻である。フォートナム&メイソンの色鮮やかな紅茶のパッケージ 缶の山。見るだけでも楽しくなるケーキやチョコレート菓子の陳列。調味料やオ イルサーディン(鰯の缶詰も種類が豊富)まで、まるで化粧品棚のようにきれいに 並んでいる。思わずその光景をカメラに収めてしまったが、魚売り場の店員に『写 しちゃ駄目!フラッシュはよくないゾ!!』風に英語でたしなめられる。 それにしてもくだらない大人だな、私は。 こうなると何をお土産に買おうか思い悩んで、30分以上経ってしまった。きっ と女性だったら、このコーナーにもっといられるんじゃないだろうか。 急いでダブルデッカーの赤いバスに飛び乗りハイドパークコーナーへ。この日の 黒人の車掌さんも親切に「NEXT STOP」と停留所を教えてくれた。 大きなウェリントンアーチの側に行く途中で面白いものを発見。まずはダラダラ と落ちている馬糞。そして信号機に人や自転車のランプに混じって馬のランプも ある。人間のランプがつく前に自転車と馬の緑のランプがつく。そしてさっと消 える。きっと馬と自転車は先にさっさと渡っていき、馬糞を落としていくのだろう。 想像するとおかしい。 いよいよハイドパーク内に。中学の英語の教科書にも載っていたHyde Parkである。 広い。とにかく広い。代々木公園の何倍あるのだろうか?おまけに真ん中に大き な池まである。公園という公共設備に対する考え方が古くからしっかりしていた に違いない。これも伝統的な都市の論理だろう。 野外ステージまで行って一休み。人気(ひとけ)がなくて静かだ。ミネラルウォ ーターに詰めたワインを飲む。そう、せっかく買った良いワインを飲まずに捨て るのは勿体無くて、朝のうちに部屋で詰め替えたのだ。イギリス人のようにこう やって大事に物を使うのだ。Do in Roma as Romans do.ただセコイだけか(^0^) 足元に鳩が数羽寄ってきた。餌が欲しいのであろう。つかず離れずにいる鳩を眺 めていたら、急に上海には鳩がいないという話を思い出した。 つい先日、私は嫁さんの家族と中国の上海に行ってきた。色々と観光したが、ふ と上海の街には鳩がいないことに気づき、知り合いの上海人にそのことを聞いたら 「いたら捕まえて食べちゃうから」と答えが返ってきた。これは本当の話。確か に中国には鳩の料理もあるのだ。上海にはカラスもいなかった。もしかしたらと 思って同じように聞いたら「カラスは食べないよ」と笑いながら怒られた。カ ラスがいないのは日本のようにゴミ袋が無節操に放り出されていないからだろう。 誰もいない野外ステージに立ってみた。ほんのちょっとだけインターナショナル な芸人の気分になって壁のパントマイムを始めた。綱引きも。知らない間にイン ド人が来てこっちを見ていたので恥ずかしくなってやめる。 寒いのに屋外でワインなんか飲んだからだろう。尿意を催す。池まで行ってレス トハウス横のトイレにたどり着く。公園の真ん中にトイレがあってよかったが、 それにしてもイギリスはトイレの在り処に困るので皆さんもロンドンに行く機会 があったらご注意を。 時間がないのでKnightsbridge方面の出口、つまりは途中の出口で公園を出る。ハイドパークとの短いご対面だった。 KnightsbridgeからはSloan st.を昨日覚えた通りにバスに乗り一旦ホテルへ。 まだ12時。お土産をバッグに押し込んであと1時間のロンドン観光。昼間の King's Rd.を散歩。目的はスーパーSafe Marketの生活用品の値段を調べること。 ある程度長く生活することになったらその知識が必要になるはずだ。時間がない ので足早になるが、途中で店仕舞いセールをやってる店を発見してしまう。そし て気になってしまい入ってしまう。覗いてみると良さそうなセーターが2着10 ポンド(2 for 10と表示されてる)でぶら下がっている。書いてえなと思ったが、 しばし思い止まりSafe Marketへ。 日本のいわゆるスーパーと同じように食料品から日用雑貨まで色々と並んでいる。果物や野菜の値段は日本と大差ないが、肉類は安そうだ。でも魚は種類も少ないし、あってもほとんど切り身である。鯖フィレの調理済みがパックされていたのが日本人向けのような気がした。食パンは日本より長さは長いがサイズは小さい。それに、すでに薄くスライスされた状態でビニール詰めされている。昨日食事をした女性たちにも聞いた話だが、これでは日本のパンのようなフワフワ、モチモチ感は望めまい。そういえば毎朝食べていたトーストもそうだった。でもこちらで食べたフランスパンは逆に美味しかった印象がある。 ※てなところで、唐突にこの日記を終わることにさせてもらう。何故ならもう記憶が定かでない上に、ここからの出来事はさして面白いとは思えなかった。 ☆時間どおりに集合したら、他のツアーメンバーはすでに集合していて白い眼で見られたこと ★朝食で同席した男性は、サッカーを見に行って大枚をはたいたこと ☆ロンドン名物TAXIの写真を撮り忘れていた事 ★あとなんか色々・・・思い出せたらいつか付け加えます とにかく無事東京に着いて現在にいたる このロンドン小旅行で演劇留学の思いをさらに強くしたことは確かである。この思いも、この小旅行も私の人生で特筆すべき事件になるのではなかろうか(2002年5月末日) あとは今年の秋の文化庁の在外研修生の試験を準備よろしく、満を持して待つばかりである。最も合格しようがしまいが演劇留学は敢行する予定である! 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